BUSINESS
PCO業界のパイオニアとして、「命を守る予防衛生」をコンセプトに、創業以来、環境衛生・食品衛生・公衆衛生を支えて参りました。お客さまの安心安全、くらしの健康と環境を守り、豊かな生活を提供するため、「総合衛生管理サポートシステム」を提供しております。
お客さまは食品工場、医薬品工場、飲食店、スーパーからビルや学校・博物館まで多岐に渡り、縁の下の力持ちとして社会に貢献しています。様々な衛生管理に係るサポートをワンストップサービスで提供していることはイカリ消毒にとっての強みともいえます。
BUSINESS - 01
お客さま先を訪問し、有害生物(昆虫やネズミなど)の調査用トラップの設置・回収を行います。この作業は基本的には毎月1回〜半年に1回行い、対前月比や対前年同月比で捕獲数の増減を確認することで、有害生物の捕獲状況を通して現場の衛生管理状態を把握することができます。有害生物の生息状況に増加が認められる場合には、その建物の衛生管理状況の悪化が予想されるだけでなく、特にメーカーさまの場合は異物混入リスクが上昇したということに繋がります。異物混入事故はメーカーさまにとって、最も避けたい事故の一つです。信用・信頼も失いかねないリスクがあり、なにより消費者の皆さまにも健康被害や不快感を与えてしまうことになるためです。
そこで、イカリ消毒では有害生物増加の原因が何かを見極め、事故を未然に防ぐ予防管理に努めます。
例えば、食品工場で対前年同月比でより多くの昆虫の捕獲が認められたとします。その場合、まず捕獲されている昆虫の種類を同定します。同定された昆虫が食品残渣(ざんさ)を好む特性を持っているようであれば、発生源・問題個所の調査を行います。そして残渣を除去するために清掃の提案をします。清掃業者をご紹介することもあれば、お客さま自身で行われる場合もあります。清掃を行った結果、どのような効果が得られたかお客さまにフィードバックを行いつつ、経過観察します。残渣以外にも昆虫は光や香り、気流などの様々な要因により誘引されるため、経過観察は欠かせません。何か問題があった場合には臨機応変に対処します。一つとして同じものはなく、工場や施設の状況に合わせた提案を行う必要があります。
BUSINESS - 02
お客さまの施設内の空気中にいる浮遊菌、排気口などから落ちてくる落下菌、ベルトコンベアや器具などに存在する付着菌を採取し菌の生息状況を把握します。採取した菌は当社の検査センターにて検査同定を行い、衛生管理レベルに問題があると判断された場合には、製造環境管理のための改善提案を行います。
例えば、食品製造における最終製品検査で、微生物管理基準値の逸脱が認められた場合。はじめに微生物の繁殖がどの工程で起こっているか調査します。製造工程での汚染、加熱不十分による微生物の残存といった、微生物が増殖している工程を見直し、対象となる箇所の洗浄や殺菌・消毒するなど、管理基準を逸脱しないように、微生物制御方法のアドバイスを行います。
また食品以外にも医薬品・化粧品・再生医療分野のクリーン施設ならびに、病原性微生物を取り扱うバイオハザード施設、実験動物飼育施設などでより高度なクリーン環境を提供する為、殺菌・除染技術に加え環境モニタリングやバリデーションサービス、受託試験など、微生物対策におけるトータルソリューションサービスを提供しています。
BUSINESS - 03
食品工場の従業員さまに対し、手洗いの仕方や清掃のポイントをはじめとする衛生管理に関する講習会を行ったり、食品安全の規格認証の取得支援や管理システムづくりのサポートを行っています。規格認証取得は、食品安全を文書にしたり活動にしたり仕組みづくりをする仕事です。規格認証を取得することによって食品の安全性が証明され、国内外に販路が広がるメリットがあります。
BUSINESS - 04
検査分析のカテゴリーは大きく分けて3つあります。
1つ目は異物同定検査です。食品や医薬品に混入した異物が何かを突きとめる検査です。検査依頼としては昆虫や食品由来のもの、プラスチックやビニール片、毛髪などがあります。ここでの検査は種類の特定だけでなく、その検体が製造中に混入したもの、混入したとすればどの段階で混入する可能性があるかなどのご要望にもお答えすることができます。企業にとって致命傷になりかねない異物混入事故。イカリ消毒では、迅速な対応に努めているだけでなく、再発防止に役立てていただいています。
2つ目は微生物検査です。微生物検査では食品・環境中の微生物を検査しています。微生物的に問題になった製品が何の微生物によって起きているのか原因究明する検査をしています。他にも賞味期限の設定や食中毒菌の検査など、微生物のリスクを判断することが主な業務です。イカリ消毒の微生物検査グループは厚生労働大臣登録検査機関で、正確な検査結果を迅速に提供しています。
3つ目は理化学検査です。
飲料水や製造使用水の分析や残留農薬検査を行っています。お菓子やお惣菜など、食品の栄養成分を調べたり、食品アレルギー検査も行っています。
BUSINESS - 05
商品開発・技術開発では、お客さまの声をもとに安全で使いやすい効果的な防除機器を追求して、企画から開発までを担っています。昆虫のモニタリングで使用するトラップの資材や捕虫器などの機材、薬剤の開発を行っています。ほとんどが企業さま向けの商品ですが、一般消費者さま向けの防虫スプレーなどの商品も企画・販売しています。特にホームセンターでは有害生物対策から衛生管理対策まで幅広くグッズを販売しています。
BUSINESS - 06
博物館や美術館、神社や仏閣などがお客さま先。そこで文化財保護活動をしています。収蔵環境や収蔵品を清潔に保つための防塵・防カビ対策や、昆虫による食害痕や排泄物などの生活痕から文化財を守るために殺虫・防虫対策をしていきます。